ヤクルトが、楽天を退団する嶋基宏捕手（３４）を獲得することが決定的になったことが１日、分かった。
自由契約となった選手との契約は、１２日に行われる１２球団合同トライアウト終了後に可能となる。
ヤクルトは交渉解禁後、即アタックを仕掛けるもよう。ロッテなども嶋獲得に興味を示しているが、球界関係者によると、楽天一筋１３年の３４歳はセ・リーグの野球に興味を持っているようで、“ラブコール”が実る可能性が高い。

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　嶋は今季、球団が若返りを図ったため、１３年目で最少の５７試合出場にとどまった。
年俸１億１０００万円から、野球協約の減額制限（１億円超は４０％）を大幅に超えるダウン提示を受け、１０月２１日に球団側へ自由契約を申し入れ、了承された。

ヤクルトにとって、ベテラン捕手は魅力的な存在だ。正捕手の中村は１０月上旬に右肘のクリーニング手術。来
春キャンプには間に合うが、レギュラー候補の松本直、古賀は成長途上。バッテリー強化は重要課題となっている。
嶋は１０、１３年にはベストナインとゴールデン・グラブ賞を受賞するなど実績も経験も申し分なく、リーダーシップも高く評価されている。